• トップページ
  • 会長挨拶
  • 開催概要
  • 参加者へのご案内
  • 発表者へのご案内
  • 一般演題発表
  • プログラム
  • 演題募集
  • ハンズオンセミナー
  • 宿泊案内
  • LINK

開催会場

仙台国際センター
仙台国際センター
〒980-0856
仙台市青葉区青葉山無番地

学会事務局

東北公済病院 整形外科
〒980-0803
仙台市青葉区国分町2-3‐11

運営事務局

第38回日本足の外科学会
学術集会運営事務局
株式会社コングレ内
〒980-0811
宮城県仙台市青葉区一番町4‐6‐1
TEL:022-723-3211
FAX:022-723-3210
E-mail:jssf38@congre.co.jp

会長挨拶

開催にあたって

羽鳥 正仁

東北公済病院診療部長
整形外科統括部長

羽鳥会長

平成25年10月31日、11月1日の両日にわたり「第38回日本足の外科学会・学術集会」を仙台市の「仙台国際センター」で開催させて頂きます。東北地方では昭和57年に山形大学渡辺好博先生が第7回を開催されて以来となります。伝統ある本学会・学術集会を開催する機会を与えて頂きましたことは大変名誉なことであり深く感謝申し上げます。本学術集会を有意義なものとすべく宮城足部疾患検討会、東北公済病院の整形外科スタッフが中心となりプログラムの立案、開催準備を進めて参りました。

近年、足の外科は益々注目を集めており、それに伴って本学会の会員数も急増しております。本学術集会が、足の外科の更なる飛躍の機会となればとの願いを込めましてテーマを、「STEP FORWARD:更なる飛躍のために」としました。ご存じのとおり平成23年3月11日の東日本大震災では、東北地方の太平洋沿岸部は未曾有の被害を受けました。現在、震災から2年半が経過しましたが、未だ各地では大きな爪痕を残しております。今回のテーマには、東北地方が、そして日本全体が、大震災の惨禍を乗り越え、更なる発展を遂げるための力強い一歩を踏み出して欲しいという思いも込めております。

基調講演として本学会理事長 木下光雄先生に「日本足の外科学会の現状と課題」と題してご講演頂きます。本学会の現状を踏まえ今後の日本足の外科の進むべき道をお示し頂けるものと考えております。特別講演は脳研究の第一人者である東北大学加齢医学研究所の川島隆太先生にお願いしました。脳機能イメージングという技術を駆使し脳活動と運動、特に歩行に関する最新の研究成果を解説して頂きます。海外からのトップクラスの招待講演としてドイツのATOS Clinicから Hajo Thermann先生、オーストラリアのNorth Shore Private and Macquarie University Hospitalsから Les Grujic先生をお招きしました。Thermann 先生には足部・足関節の骨軟骨損傷の手術治療を、Grujic先生には足部・足関節の骨折治療の変遷と今後の展開につきご講演頂きます。教育研修講演は、獨協医科大学越谷病院の栃木祐樹先生にアイオワ大学の研究知見を中心に外傷性関節症の病態と発症メカニズムとその予防について述べて頂きます。共催セミナーとしてモーニングセミナー(東京女子医科大学 桃原茂樹先生、大阪南医療センター 橋本 淳先生)、ランチョンセミナー(聖マリアンナ医科大学 仁木久照先生、旭川医科大学 大田哲生先生、帝京大学 松下 隆先生、奈良県立医科大学 田中康仁先生、大阪南医療センター 橋本 淳先生)、アフタヌーンセミナー(西多賀病院 脊椎脊髄疾患研究センター 国分正一先生)を予定しております。足の外科に関して現在注目されている学術的あるいは臨床上の様々なテーマについて第一人者の先生方に御講演を頂きます。東北の地で31年ぶりとなります本学会で、今後足の外科を目指す若い先生方や逆にこれまで足の外科に馴染みの少なかった先生方に足の外科の魅力を知って頂くために杜の都セミナーを企画しました。講師を務めて頂くのは帝京大学 高尾昌人先生、大洗海岸病院 寺本 司先生、東京厚生年金病院 矢部裕一朗先生、至誠会第二病院 野口昌彦先生、獨協医科大学越谷病院 栃木祐樹先生、奈良県立奈良病院 杉本和也先生、宮城県拓桃医療療育センター 落合達宏先生、名古屋市立大学病院 和田郁雄先生です。本セミナーを機に足の外科を志す先生方が1人でも多く増えることを期待しております。

更にハンズオンセミナーも9本用意しました。どれもup-to-dateな大変興味深いテーマとなっております。経験豊富な講師のレクチャーの後で直接指導を受けながら、手技を体験して頂きます。明日からの診療にすぐ応用出来る実践的なセミナーです。積極的にご参加頂ければ幸いです。

シンポジウム、パネルディスカッションも本学会のテーマ「更なる飛躍のために」を目指して様々な角度から足の外科を論じて頂く企画を立てました。今日の日本足の外科の発展を築いてこられた佐藤雅人先生、井口 傑 先生、山本晴康先生、高倉義典先生にお願いして先生方の歩んでこられた道のり、若い先生方へのメッセージ、今後の足の外科の展望を語って頂く特別シンポジウムを企画いたしました。Ponseti法が日本で用いられるようになって10年経過しました。シンポジウム1「Ponseti法による先天性内反足治療後の変形遺残・再発の原因と対策」では、Ponseti法で初期治療を行った症例の成績不良例の実態を明らかにし、その対策を討議して頂きます。足部疾患の正しい診断のためには整形外科医―放射線診断医―病理医の連携が欠かせません。シンポジウム2「足部疾患―臨床・画像・病理のトライアングル」では、それぞれの分野のエキスパートに登壇して頂き足部疾患、外傷についての病態および診断を解説して頂きます。Korean-Japanese Combined Symposiumでは難治性のスポーツ外傷に焦点を絞って日韓の足・足関節スポーツ外傷治療のトップランナーの先生方にお集り頂きました、ご期待下さい。

これまで本学会ではあまり見られませんでしたビデオパネルディスカッションを企画しました。「外反母趾手術の実際、そこが知りたい手術のコツ」では外反母趾手術の達人の先生方に実際の手術手技のコツと盲点を動画で具体的に解説して頂きます。パネルディスカッション1「麻痺性足部変形に対する骨性手術の現在」では報告も稀なものとなりつつある二分脊椎など弛緩性麻痺に伴う足部変形にあえて注目し、骨性足部手術の適応と技術的なコツやアイディアをとことん語り合って頂きます。パネルディスカッション2「踵骨関節内骨折―私の勧める治療法」は踵骨関節内骨折の治療法に精通しておられる先生方にそれぞれ得意とされている術式、手術結果をご報告頂きます。震災で住宅建設が盛んになり、建設現場での墜落による本骨折が増加しております。われわれ整形外科医も本骨折の治療を通じて復興の一助になればという思いもこのテーマをパネルで取り上げた理由の一つです。

会員の皆様から多くの演題応募を頂きありがとうございました。厚く御礼申し上げます。シンポジウム、パネルディスカッションを除く演題数は343題となりました。そのうち、「外反母趾保存療法」「創外固定」「麻痺性足部変形」「鏡視下手術」「アキレス腱保存療法」「踵骨骨折」「腫瘍・腫瘍類似疾患」「脛骨遠位部骨折」の8つのテーマ(演題数37題)を主題発表としました。口演発表は169題、ポスター発表は137題となります。症例報告の多くについては1例1例をじっくり見て討論して頂きたいという気持ちからポスターとさせて頂きました。熱い報告、活発な質疑応答をお願い申し上げます。2日間の会期で開催するには時間がタイトとなり、ご参加の先生方にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどをお願い申し上げます。

会期中、仙台国際センターに隣接する仙台市博物館において特別展/慶長遣欧使節出帆400年・ユネスコ世界記憶遺産登録記念「伊達政宗の夢―慶長遣欧使節と南蛮文化」が開催されます。また、公開日が限定されております伊達一門の甲冑も展示されます。仙台市博物館にお願いして初日の全員懇親会の前に、博物館を特別に開放して頂きました。多くの先生方にご覧頂ければ幸いです。

学会会場である仙台国際センターは青葉城の麓に位置し、広瀬川を望む格好の立地にあります。本学会の翌日からは3連休となります。近郊の松島、少し足を伸ばして蔵王、更に世界遺産の平泉など紅葉の最も美しい季節の東北を満喫して頂ければと願っております。またお時間があれば被災地にも足を運んで頂ければ復興の力となると確信しております。

多くの先生方のご来仙を心よりお待ちしております。

ページトップへ